解決事例《成年後見・任意後見》

認知症の母の娘様より、後見制度を利用したいとのご相談をいただいたケース

内 容
母が認知証を発症し施設に入所したものの、母に関する支払いはすべて娘様であるご相談者が立替えているので、その精算をするため、また今後の支払いを母の財産や年金から行うため、成年後見制度を利用したい旨のご相談がある。

後見制度の概要をご説明し、手続きの流れをご説明する。

ご検討いただいた結果、娘様を成年後見人等の候補者とする申立書の作成のご依頼をいただく。

まず、「成年後見」、「保佐」、「補助」のうち、どの類型で申立てを行うかを判断するため、依頼者に母の主治医から診断書を用意してもらうようお願いする。

後日、ご依頼者様から診断書ができたとのご連絡をいただいたので、日時を決めて診断書、その他の書類を作成するための資料などをご持参いただくこととなる。

お持ちいただいた診断書の内容を確認したところ、「保佐」相当であることが判明、今後、保佐開始申立書を作成することになることをご依頼者様にご説明する。合わせて、裁判所に提出する照会書や財産目録を作成するため、お持ちいただいた書類のコピーをいただいたり、母や候補者である娘様の状況を聴取させていただく。依頼者様には保佐人として必要な代理権について、母に同意してもらえるかどうか確認していただくこととなる。

司法書士にて、家庭裁判所に提出する照会書や財産目録などの書類を作成と、母の戸籍謄本など、添付する書類の取得を進める。なお、母に代理権の内容について確認したところ、何とか理解を示してくれたとのことであった。

提出する書類が完成したので、ご依頼者様にお越しいただき、内容を最終確認していただき、問題がなかったので、書類一式のお客様のお控えをお渡しし、同日、家庭裁判所に書類を郵送する。

※後日無事、保佐開始の審判がなされ、娘様が保佐人となった旨をご連絡をいただいた。
必 要 書 類
 ■ 医師の診断書及び診断書附票(依頼者にご手配いただく)
 ■ 保佐開始申立書(司法書士が作成)
 ■ 本人の状況照会書(司法書士が作成)
 ■ 申立人の状況照会書(司法書士が作成)
 ■ 後見人等候補者の状況照会書(司法書士が作成)
 ■ 財産目録(司法書士が作成)
 ■ 代理行為目録(司法書士が作成)
 ■ 登記されていないことの証明書(司法書士が取得)
 ■ 本人の戸籍謄本(司法書士が取得)
 ■ 本人の住民票(司法書士が取得)
 ■ 保佐人候補者のの住民票(司法書士が取得)
 ■ 親族の同意書(依頼者にご手配いただく)
 ■ 親族関係図(司法書士が作成)
ご 費 用
 司法書士報酬 165,000円(税込)
 申立書添付用の収入印紙 1,600円
 登記嘱託用の収入印紙 2,600円
 予納郵券 4,480円
 戸籍謄本等取得手数料(4通分) 1,350円
 登記簿謄本取得手数料(2通分) 1,000円
 定額小為替手数料 300円
 郵送費 838円
 合計 177,168円


   ※司法書士報酬は、ご参考にしていただきやすいよう、当事務所の最新の報酬規程に基づき算定した金額を記載しています。

日 数
 最初にご相談にお越しいただいてから、完了書類をお客様にお返しするまで、46日

認知症のご本人様のケアマネジャーを通じて、後見制度を利用したいとのご相談をいただいたケース

内 容
自宅で長女と二人で生活している本人様のケアマネージャーより、長女が本人様の年金を頼りに生活し、本人の生活が苦しいこと、長女との関係も悪化し、本人様が施設で生活したいと考えているが、 認知証も少しずつ進行し、後見制度を利用して、後見人が入所先施設の選定や金銭管理をしてほしい旨のご相談がある。

本人様の自宅を訪問し、ご本人から家族の状況、生活状況、金銭管理状況などを伺う。本人様は物忘れは多いものの、自分の置かれている状況は理解しており、本人も施設に入りたい旨の意向が強かったので、 後見制度の概要や手続きの流れをわかりやすくご説明し、司法書士を成年後見人等の候補者として、本人様を申立人とする後見開始の申立て手続きを進めるご依頼をいただく。

まず、「成年後見」、「保佐」、「補助」のうち、どの類型で申立てを行うかを判断するため、ご本人様のケアマネージャーにに主治医から診断書を用意してもらうようお願いする。

後日、ご依頼者様から診断書ができたとのご連絡をいただき、診断書を確認したところ「後見相当」となっていた。当職としては、補助程度かと考えていたので少し驚いた。

司法書士が本人様のご自宅を何度か訪問し、家庭裁判所に提出する照会書や財産目録などの書類を作成を進め、合わせて戸籍謄本など、添付する書類の取得を進める。

提出する書類が完成したので、ご依頼者様のご自宅を訪問し、内容を最終確認していただき、問題がなかったので、書類一式のお客様のお控えをお渡し、申立書類一式を家庭裁判所に郵送する。

後日、本人様と一緒に家庭裁判所に行き、家庭裁判所で調査官の質問に答える。

※後日無事、後見開始の審判がなされた。
必 要 書 類
 ■ 医師の診断書及び診断書附票(ケアマネにご手配いただく)
 ■ 後見開始申立書(司法書士が作成)
 ■ 本人の状況照会書(司法書士が作成)
 ■ 申立人の状況照会書(司法書士が作成)
 ■ 後見人等候補者の状況照会書(司法書士が作成)
 ■ 財産目録(司法書士が作成)
 ■ 登記されていないことの証明書(司法書士が取得)
 ■ 本人の戸籍謄本(司法書士が取得)
 ■ 本人の住民票(司法書士が取得)
 ■ 成年後見人候補者のの住民票(司法書士が取得)
 ■ 親族の同意書(司法書士が手配する。)
 ■ 親族関係図(司法書士が作成)
ご 費 用
司法書士報酬 165,000円(税込)
申立書添付用の収入印紙 800円
登記嘱託用の収入印紙 2,600円
予納郵券 3,430円
戸籍謄本等取得手数料(4通分) 1,350円
郵送費 674円
合計 173,854円


   ※司法書士報酬は、ご参考にしていただきやすいよう、当事務所の最新の報酬規程に基づき算定した金額を記載しています。

日 数
 最初にご相談にお越しいただいてから、完了書類をお客様にお返しするまで、43日